成瀬領様
あなたが私たちの前からいなくなって、
もう随分と月日が経つというのに、
私たちはまだあなたを忘れられないでいます。
あなたがどれだけの想いで生きていたか、
あなたがどれだけの想いで死を迎えようとしていたか…。
その想いを噛みしめるたびに
私たちの胸は、切り裂かれるように痛むのです。
あなたが最期の時に言った言葉。
「僕は自分を許せない.。」
「僕が、僕に帰る時がきたんだ…。」
あなたの言った言葉が
私たちの胸を締め付けるのです。
今、あなたは私たちと別の世界で、
もしかしたら私たちと同じ世界のどこかで
新たな‘生命’を生きてくれていますか。
今、あなたは本当の自分を取り戻せていますか。
何にも縛り付けられることのない自由を生きていますか。
今、あなたは心から自分を愛せていますか。
今、あなたは心から誰かを愛せていますか。
どうかあなたが今幸せでありますように…。
自分を心から愛せていますように…。
「領…。お誕生日おめでとう…。」